コンサルタントの質問力 著者:野口 𠮷昭
短時間でクライアントの信頼を得る必要のあるコンサルタントは、問題の本質を探り出すために「質問力」が必要である。質問力とは、以下の3つの能力から構成させれている。
- 仮説力:時間は有限であるから効果的な質問が必要
- 本質力:問題解決には、相手に気付きを与える本質的な質問が必要
- シナリオ力:質問プロセスのゴールに向けて、適切な質問をする能力
1. 仮説力
- 仮説を立てるにも事前調査が必要:セカンダリデータ
- 質問ツリーを作成する:仮説から質問のテーマをブレイクダウンする
- 呼び水となる質問をする:相手の1歩だけ先の質問をして、気付きを与える
2. 本質力
- 問題の本質を引き出すために、相手に話しやすい雰囲気を作る
→ 相手の話に、うなずきと短いコメント、リピート、言い換えをする - 鳥の目と虫の目を上手につかる
→ トップは鳥の目、現場は虫の目を使う - 語彙力を養う: 本質的な違いを識別するために
3. シナリオ力
- フレームワークで全体像を確認しつつ、今いる場を客観視する
- セオリーは積み上げ方式:具体的なところから抽象化へ